団体名の由来
「災害に強いまちづくり」のために、気付くきっかけ、つながるきっかけ、変わるきっかけ、様々なきっかけの場づくりを行いたい、そして、そのきっかけの場づくりのために新しい実験的な取り組みにも積極的にチャレンジしていきたいという思いを込めて「きっかけLab.」としました。
団体設立に至った経緯
これまで防災に関するボランティアに携わって気づいたことは、防災に関する知識や技能の習得に関する講習等は多いですが、人や地域とのつながりに重点を置いたものは少ないということです。地域の人のつながりは、私たちが生活していくあらゆることの原点であると思います。この原点を大事にした活動で「災害に強いまちづくり」に貢献していきたいと考え団体の設立に至りました。
私たちが考える「災害につよいまち」とは
1.皆が正しい防災対策をとれる「災害に強い人」であること。
2.地域の人のつながりがあること。
3.自主的に問題を解決していく「自治」が機能していること。
防災に対する現状
1.防災に対する意識の格差が広がりつつある
防災に関する講習やセミナーに参加する人は、元から防災に関する意識の高い人です。意識の低い人は元から参加しません。ここで防災に対する意識の格差が拡大していという現状があります。
2.防災訓練に人が集まらない
防災訓練をしても人が集まらないという話をよく聞きます。人を集めるためにイベント化するのも一つの手法であると思いますが、より地域の現状に則した実戦的な防災訓練も必要だと感じます。また、人が集まらない根本的な原因を解決していくことも必要ではないかと考えます。
3.意識の高い人の活躍する場が少ない
防災士等の資格保有者はたくさんいますが、その方たちが活躍する場が少ないように感じます。地域の防災訓練等において重要な役割を果たしていますが、活躍の場は防災訓練や発災後だけではありません。
災害に強いまちづくりのために
1.他の団体等と連携した防災無関心層の底上げ
様々な団体等と協力してコミュニケーションの場づくりを行うとともに、防災に関心を持ってもらうきっかけづくりを行います。
2.災害に強い人の育成
応用だけでなく、防災対策の基本的な考え方を普及させるための活動を行います。基本を理解して初めて効果的な防災対策が行えるものと考えます。
3.地域の問題解決のための場づくり
地域の各担当者等を対象とした問題解決型のワークショップ等を行い、地域の問題を解決していく「自治」のためのサポートを行います。
4.コミュニティ形成
既存のコミュニティの発展と、新しいコミュニティの形成を行っていきます。参加者がその場限りで終わってしまうのではなく、参加者同士がつながって、さらに次へと発展するための場づくりを行っていきます。